これからが本当の勝負【J特】
<清水相手に完敗>
昨日行われましたJ1第30節・清水エスパルスとの「富士山ダービー」。前節のセレッソ大阪戦に続いて、今季2回目の連勝を狙って臨んだ試合でしたが、結果は『0-3』の完敗。わずか1節にして、J1降格圏内の16位へと戻ってしまいました。
<無得点では勝利できない・・・>
試合序盤は甲府の流れで、試合を通してもCKは清水を上回る8本あり、相手ゴール前でのセットプレーも何回もありました。しかし、甲府の攻撃を司るMF・片桐が相手の厳しいプレッシャーに遭い、またプレイスキックも安定性を欠き、ゴールへ繋げることができませんでした。
<さらに悪夢は続く> 噛み
合わない攻撃は、さらなる悪夢を呼びました。後半早々、パウリーニョが相手DFからの激しいコンタクトで負傷。交代せざるを得ない状態となると、相手のマークはさらにマイクへと集中。後半から出場した市川が、何本もクロスボールを上げましたが、中央にマイク1人では合わせるのも至難の業。そのマイクも、岩下・ボスナーという高くて強いDFを2人相手に、シュートはわずか1本に抑えられてしまいました。
<ヴァン・オブ・ザ・マッチ~DF:6 吉田豊> とにもかくにも完敗だった清水戦。攻撃は枠に飛んだシュートが数えるほどで無得点。守備も3失点といいとこなしでしたが、今節はDF・吉田を「ヴァン・オブ・ザ・マッチ」に選出です。3失点目に絡んだり、攻撃ではやや持ちすぎた場面もありましたが、マッチアップした高木・大前を1対1では負けず、オーバーラップも幾度も仕掛けていました。この試合での悔しい思いをあと4試合で生かすことはもちろんのこと、五輪代表での試合でも生かしてほしいと思います。
<パルちゃんショー> 試合のことはこれくらいにして・・・(?)、日本平と言えばやはり楽しみなのが『パルちゃんショー』。清水のマスコット「パルちゃん」「こパルちゃん」が、この日は「CMに出してほしい」ということで、そのCMの実演に挑戦していました。さすがと言うべき完成度の高さとエンタメ力で、とても楽しいショーを見せてもらいました。ヴァンくん達も、これくらいは十分にできる「実力」を持っているので、こんな演出にも期待したいと思います。
<戻っただけ> 15位をわずか1週間で明け渡してしまいましたが、まだ勝ち点「2」差。セレッソ大阪戦の前に戻ったにすぎません。一時期の「5~7」差に比べるとまだまだ手の届くところであり、これからが本当の意味での『戦い』になってくると思います。途中交代のパウリーニョも、やや強めの打撲ということで大事には至らないようなので、次節の横浜戦に向けて必勝体制で準備を整えることに全力を注ぎこまなくてはいけません。ホームでの横浜戦は過去「1勝1分」と、清水に比べると相性という意味では格段に違ってくるので、勝機は十分にあると思います。順位が16位になってしまいましたが、最終節まで1試合で引っくり返る差に留めておけば何がおこるかわからないので、極端に悪く考えすぎることなく、今できること最善のことを全力で取り組んでいってほしいと思います。サポーターも気を落とすことなく、横浜戦での勝利のためだけに気持ちを入れ替えて、応援していきましょう!
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